新国立競技場にとって、対外的に行う初めてのスポーツ競技大会
新国立競技場で開催された、天皇杯JFA第99回全国サッカー選手権大会の《決勝》を見てきました。ヴィッセル神戸 対 鹿島アントラーズというカードでした。
この試合は、新国立競技場にとって、対外的に行う初めてのスポーツ競技大会とのことです。
コードスキャナにバーコードをかざして足止めを食らった!
千駄ヶ谷の駅を出て、東京体育館を右手に見ながら(都道414号線(四谷角筈線)を)350mほど進んで「千駄ヶ谷ゲート」と書かれた工事車両出入口の前にやってきました。
このゲートを見ると、まだ工事が完了していないように見えます。しかし、これは、東京2020大会に向けたセキュリティの観点から、わざと仮囲いを設置したままにしてあるようです。
目視によるチケットチェックを通り、競技場の千駄ヶ谷門の前に来ました。
僕を含め、大体の人は、先ずここで、写真を撮っています。
奥の四角い柱の横で手荷物チェックを受けます。ビンとカンは持ち込めないようですが、ペットボトルや水筒については尋ねられませんでした。
その奥に、コードスキャナが設置してあり、そこに、チケットのQRコード(四角いコード)をかざしてゲートを通ります。チケットには、2ヶ所QRコードがあり、どちらをかざしても通れるようです。でも、僕は、別途印刷されているバーコードをかざしたので、「係員を呼んでください」との表示が出て足止めを食らいました。
旧競技場との違いを中心にレポート
競技場の中に入りました。
屋根が付いているので、ピッチの半分が日陰で、半分が日なたになっていました。選手はボールが見にくくないのでしょうか?照明に既に灯がともっているのは、その見えにくさを抑えているのかな。
1層目と2層目の間に電光掲示の帯があるのが新しい趣向です。
空席を見ると、噂通り、まだらに着色されています。
旧国立競技場の記憶は遠いかなたですが、新競技場の方が芝生の緑は濃いように思えます。
客席とピッチの距離は旧競技場とあまり違わないような気がします。
ピッチの上にはワイヤでカメラがつるされており、高速移動していましたが、あまり気にはなりませんでした。
上を見上げると、屋根の複雑な構造が確認できます。よくぞ計算し、作り上げたものだ。
練習が終わると100人弱の人々が何かを抱えて出場してきました。それを広げると、「頂上決戦」の文字が出現!
何気ない一幕に見えますが、これをどうやって作るんですかね?つなぎ目らしきところが分からないし、着色にもムラがありません。
14:35にいよいよキックオフです。
中央の円の縁に立っている赤の8番は、アンドレス イニエスタです。今日はこの人をメインで見に来ました。
試合の流れや結果は、僕より詳しい人が星の数ほどいるので、他のホームページにお任せします。
ハーフタイムになると、このように半面で12台のスプリンクラーが水を撒いていました。しばらくすると、この水が止まり、もう半面から水が出始めました。
試合は2対0でヴィッセル神戸が勝ちました。
どちらも「えっ?」といった感じで入った点でした。バシッと決まったように見えたシュートは、オフサイドで無効でした。
表彰式の最中に、他の層に探検に出かけました。
こちらは、車いす用の観客席です。
横に、付き添いの人の席もありました。
新競技場の目玉の一つである、「木」はこのような感じで使われています。
ちょっと注意してみないと、競技場の内側からはなかなか気付けません。
天皇杯が授与されたようで、エアキャノンが撃たれていました。
イベントが終了し、夕焼けの中を千駄ヶ谷駅に向かいます。
肉眼で見る夕焼けはもっと綺麗でしたが、コンパクトデジカメのautoでは、こんなところです。
そういえば、聖火台は設置場所さえ分かりませんでした。
散歩データ
コース:JR中央本線 千駄ヶ谷駅→新国立競技場→JR中央本線 千駄ヶ谷駅
距離:1.3km
時間:3h28m(サッカーの観戦時間を含む)