三菱製紙中川工場跡に地球釜を発見!

昔、常磐線から三菱製紙中川工場が見えました。青い字で社名が「三菱製紙」とでかでかと書いてあって、ダクト付近から水蒸気があがっていたような覚えがあります。

工場はいつから見えなくなってしまったんだろう?

調べてみたら、2003年3月に閉鎖。でも、その跡地に奇妙な形の地球釜があることを知りました。

三菱製紙専用線跡が残る金町駅周辺

金町駅北口外観

金町駅北口外観

金町は縁起の良さそうな駅名で、昔は硬券の入場券を入手するために、この駅に来る人もいました。ただ、国鉄時代の入場券でも現時点のプレミアムは3倍程度です。価値は意外と上がりません。

今は痕跡も見当たらない三菱製紙専用線跡

三菱製紙専用線跡

イトーヨーカドーの北側をぐるっと回り、西側から金町駅の方を撮影しました。ここに、三菱製紙専用線が施設されていました。ヨーカドーの壁面が丸みを帯びている理由は、この専用線のカーブに沿って建物を建てたからなんですね。

自転車道になっているイトーヨーカドーから東京理科大学に至る専用線の跡地

自転車道になっているイトーヨーカドーから東京理科大学に至る専用線の跡地

ヨーカドーから東京理科大学に至る専用線の跡地は、自転車道になっていました。

自転車の空気入れで最大圧力にするには一週間弱かかる地球釜

理科大は、本日、理大祭を開催していました。光る石を作るなど、興味深い企画が沢山ありました。しかし、今日は地球釜を見に来たので、理科大の南に接する葛飾にいじゅくみらい公園に足を向けました。

地球釜

三菱製紙所中川工場の跡地にある近代遺産の地球釜

公園の西端付近に地球釜を発見!実物は大きいです。最大内径が4,270mmもあります。この中に損紙5tと水9tを入れ、毎分1回転させながら蒸気で蒸し、再生原料を作ったそうです。最高使用圧力は0.49MPa。自転車の空気圧とほぼ一緒ですね。外形が球形だから、使用圧力は1Mpa以上だと予想していたのに、それよりは小さい値でした。

ちなみに、自転車の空気入れでこの圧力にするには、寝ずに働いても約6日かかります※。

三菱製紙中川工場は、紙幣等も造っていました。でも、僕の中では、バライタという印画紙を造っていた工場という印象です。バライタ紙は、自然乾燥するとヨレヨレになってしまうので、普通は木製のパネルに水貼りして使う紙です。ちなみに、自然乾燥したときにヨレヨレにならない印画紙はRC(Resin Coating)ペーパです。

印画紙の工場は、光を嫌うので、工場内は真っ暗でした。静電気の火花が飛ぶと、製品にならないので、特に気を付けていたと聞きました。

三菱製紙の印画紙ブランド名は「月光」です。イルフォード等の印画紙に比べて、安価だったので、愛用していました。「月光」という名は、今でもインクジェットペーパとして名前が残っていますね。

ちなみに、現在、写真用インクジェットペーパとして僕が愛用しているのは、コクヨの「プロフェッショナル写真用紙<高光沢・厚手>」です。黒のしまりが断然に良いです。

葛飾にいじゅくみらい公園には水が湧いているかもしれない

葛飾にいじゅくみらい公園には水が湧いているかもしれない

にいじゅくみらい公園では水が湧いているのでしょうか?

地球釜の前には池があり、公園内を流れる小川の水源になっていました。

大正6年建造の旧第三実験棟と旧第四実験棟

大正6年建造の旧第三実験棟と旧第四実験棟

このまま金町に戻ってもつまらないので、亀有まで歩くことにしました。

とりあえず、常磐線の線路に近づくと、2棟のレンガ造りの建物がありました。大正6年建造の旧第三実験棟と旧第四実験棟です。窓が少ないので、印画紙の実験でもしていたのでしょう。きっと。

こち亀の中川圭一の名前の由来となった中川

亀有に行くには中川を渡る必要があります。常磐線の橋の脇に歩道はありません。上流の飯塚橋までは約900m、下流の中川橋までは約700mです。近い方の中川橋を渡ることにしました。

中川橋から金町方面を見たときの光景

中川橋から金町方面を見たときの光景

中川橋の歩道が狭くて行き交う人が多いので、立ち止まることはできませんでした。無理矢理流し撮りのようにして写真を撮りましたが、思いのほか雲がいい感じに写ってくれました。イケメン御曹司警官中川圭一の名前の由来ともなった川なので、誰が撮っても絵になるのかな?

両津勘吉巡査長が実在する?亀有駅周辺

亀有駅前に出現した両津勘吉巡査長

亀有駅前に出現した両津勘吉巡査長

亀有駅前で両さん発見。隣りにマイクを持った人がいて、インターネットに載せても構わないと言っていたので、使わせていただきます。街の活性化のために、ボランティアをしてくださっている方々がいるんですね。

東京スカイツリーを中央とした対称的な構成

東京スカイツリーを中央とした対称的な構成

ホームから東京スカイツリーが見えました。送電鉄塔や配電線も含めて対称的な構成になって、ちょっと面白さを感じました。

散歩データ

コース:JR常磐線 金町駅 → 三菱製紙中川工場跡 → JR常磐線 亀有駅
距離:3.8km
時間:0h55m

※自転車の空気入れを用いた場合の所要時間

r を地球釜の半径、M を最高圧力と大気圧の比とすると、

r = 4270÷2 [mm], M = 4.9

となるので、地球釜に入っている気体を大気開放した時の体積は、

MV = M×4×π×r×r×r÷3 ≒ 2.00E11 [mm3]

である。一回のポンピングで 200cc の大気圧を 4.9atm に圧縮し、かつ、ポンピング回数を1秒間に2回だとすると、秒あたりに送り込める大気圧での気体の体積 v は、

v = 200×1000 [mm3/回]×2 [回/s] = 4.00E5 [mm3/s]

である。よって、作業に要する時間 t は、

t = 2.00E11/4.00E5 = 5.00E5 [s] = 5.00E5 [s]/86400 [s/日] = 5.79 [日]

となる。

こんな計算していると、空想科学読本の柳田理科雄さんのようですね。

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