八王子宿
高尾駅には何度か来たことがあります。でも、天狗の面の近くに来たのは今日が初めて。
天狗は高尾山の象徴であり、昭和53年の10月に建立されています。
石の彫刻を見て、いつも思うことは、石屋さんの技術レベルが高いこと。
だって、こんなに大きな天狗の彫刻を作るのは、おそらく最初で最後でしょ?でも、どうしてこんなにバランスが取れた作品が作れるの?
ミケランジェロは確かに凄いのかもしれないけど、日本の石屋さんも凄いと思います。マジで。
高尾駅舎です。相変わらず風格があります。
待ち合わせている人々が結構います。みんな小仏峠越えをするのかな。(絶対しないと思うけど)
駒木野宿
少し歩くと南浅川を越えます。高尾駅は1961年まで浅川駅という駅名でした。つまり、この川にちなんだ駅名だったんですね。
史蹟 小佛關阯です。古い難しい字で書いてありますが、要は小仏の関所跡ですね。昔はこれから向かう小仏峠にあり、徳川幕府がここに移したそうです。
関所を通過するには名主が発行する町人手形が必要でした。僕は手形を持っていませんでしたが、あたりに誰もいなかったので、関所を通らせてもらいました。
駒木野宿の大きな碑がありました。隣の立て看板には、駒木野宿が日本橋から12里の地点であることが書いてあります。
圏央道の建設現場を発見!
高速道路を走っているときは特に怖さを感じませんが、下から見ると、こんな幅の狭い道をよく高速で走れるなぁと思います。橋脚と橋脚の間の距離も長いけど、10tトラックが荷物を満載し、渋滞でずっとつながっていても強度は大丈夫、なんですよね?
ところで、この写真、目の錯覚っぽくありませんか?クレーン本体は下の構造物の向こう側にありますが、ジブ(腕)は上の高速道路の手前にあります。下の構造物と高速道路は同じような方向に延びていて上下に重なっているように見えるので、ジブがグニャっと。。。見えないですか。次に行きま~す。
高尾山薬王院の蛇瀧(じゃたき)水行道場への入口がありました。
道のアップダウンはほとんどありませんが、だんだんと山の中に入ってきたなぁという感じがします。
ここは、浅川国際マス釣場。いいなぁ。釣りしたいなぁ。水が綺麗そうだから、釣った魚も美味しいことでしょう。ところで、ほとんどのマス釣場の名前に「国際」というキーワードが入っていることが多いのはどうしてですか?
小仏宿
中央線が小仏トンネルに入っていきます。
路線バスもこの小仏バス停で折り返しです。
いよいよ自分の足で峠を越えなければなりません。ちょっと緊張。
雪があるのにウォーキングシューズで来てしまいました。山道を無事に登れるのかな?
もうすぐ3時で、日もだいぶ傾いてきました。
登山道には雪がところどころに残っていて靴が滑り、一旦は引き返そうとも思いました。でも、登るにつれて乾いてきました。ちょっと不思議。
小仏峠の直前で、東京方面が眺望できます。八王子の町並みでしょうか。
ここが小仏峠。やや広かったので、鞍部(あんぶ)というより山頂のような雰囲気です。標高は548m。登り道で出会った人は5、6名。峠には2名いました。
下りは雪も少なく、じゃんじゃん下れます。
峠から約1kmのところで、送電鉄塔を発見!
この鉄塔は、特別です。ゴンドラ付き!
ここまで登って来るのは大変なので、せめて鉄塔はゴンドラで登ってもらおうという親心なのでしょうか?でも、どこから出入りするのかな?吊るためのケーブルが無いようだけど自走式なのかな?電源はもしかして、送電線から直接供給されるの?
疑問を感じながら歩いて行くと、美女谷温泉の看板を発見!
残念ながら、日帰り入浴は出来ないと書いてあります。でも、この手書きの文字がいい味を出していますねぇ。
ちなみに、美女谷という地名は、照手姫という美女の出生地に由来するそうです。
小原宿
中央線の小仏トンネルの出口があり、ようやく人里に戻ってきた感じがします。
小原宿の歴史的建造物かと思ったら、「小原の郷」という、相模原市役所が作った観光拠点らしいです。既に、閉館時刻を過ぎていました。
こちらの小原宿本陣屋敷も残念ながら閉館後です。でも、相模湖駅から1.5kmくらいだから、また来る機会はあることでしょう。
与瀬宿
この階段を含めて「えんどう坂」という坂です。この坂を下って桂北小学校前に出るようにという看板が少なくとも2箇所ありました。迷いやすいところなので、地元の方々のお心遣いに感謝です。
なんとか明るいうちに相模湖駅に着けました。
本日の歩行時間は4時間近くかかりました。でも、電車ならなんと8分です。
時間は30倍かかりました。でも、30倍楽しめました。(←本当?)
散歩データ
コース:JR中央線 高尾駅 → 八王子宿 → 駒木野宿 → 小仏宿 → 小原宿 → 与瀬宿 →JR中央線 相模湖駅
距離:13.3km
時間:3h58m
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