本記事は「神田川に透明度の高い場所を発見!」というタイトルにしようと思いました。それほど、きれいな流れの箇所がありました。でも、神田川沿いを全て歩き終えたわけではなく、もっときれいな場所があるかもしれないと思い、同じくらい趣を覚えた肥後細川庭園をタイトルにしました。
飯田橋
三週連続で飯田橋に来てしまいました。ただ、今回はゴールでなく、スタートです。
飯田橋の交差点は、相変わらず大きくて複雑です。橋もいくつかあるようで、いったいどれが本当の飯田橋なのでしょうか?
今日は、神田川の上流に向かいたいので、写真左手の目白通りを歩きます。
今日は高田馬場まで歩こうと思っているのに、目白通りは飯田橋から北に延びています。「このまま行くと大塚あたりに出てしまう」と不安になるころ「大曲」にて、進路が西北西になりました。
神田川の左岸には凸版印刷の印刷博物館があります。10年くらい前に来ました。印刷機の実物が展示してあって、楽しいところでした。展示もだいぶ変わっているでしょうから、そろそろまた行きたいなぁ。
江戸川
大曲から450mくらいのところに西江戸川橋があって、その南側のたもとに国産飛行機発祥の地を見つけました。あまり広い場所ではないので意外です。ただ、実地飛行試験は「戸山ヶ原」で実施したとありました。今の、新宿スポーツセンターあたりでしょうか。もしかすると、機体を神田川で運んだ可能性もありますね。。
江戸川橋の交差点。このあたりの2.1kmの区間は、昔、江戸川と呼ばれていたそうです
右手の方から歩いてきた目白通りは右折して、赤信号の向こう側の北側に向かいます。この先にもいろいろと面白そうなところがあるので、今度行ってみようと思います。今日は、神田川に沿って左手に伸びる新目白通りを進みます。
透明度の高い神田川
神田川は、この一休橋あたりから高速道路の下を流れるようになり、延々と日本橋川の河口近くまで続きます。
一休橋は、一休さんが「このはしわたるべからず」という問題に頓智で答えた橋という訳ではなく、お蕎麦屋さんに由来する名前のようです。
里程標がありました。「すみだがわ」まで6.5km、「みなもと」まで18.1kmだそうです。
なぜ、「すみだがわ」に対して「いのかしらいけ」と書かなかったのでしょうか?7文字になると長いからでしょうか?No13ということは、注意していれば1.5km位毎に見つかるようです。
このあたりが川の透明度の高いところです。水底が見えます。浅いけど。桜と思われる木もありますから、春はかなり綺麗な景色になると思います。
これなら、南こうせつとかぐや姫が「神田川」を歌ったのもわかるなぁ。今までは、御茶ノ水駅付近の濁った水しか印象に無かったので、神田川が主題になる理由がまるで分かりませんでした。川も人間と同じで、一面だけで判断してはいけませんね。
肥後細川庭園
駒塚橋(こまつかばし)で、何の気なしに左岸に渡り、ちょっと進むと土壁に門が出現。無料で入れそうだったので、入ってみたところ、「肥後細川庭園」を発見!。この庭園、昔からあったっけ?
ウィキペディアで調べると、「改修に伴って今年の3月に新江戸川公園から改称された」とあります。どうりで、と、思いましたが、実は、新江戸川公園があったことも知りませんでした。。。
神田川より高い位置にあるので、池の水は付近からの湧水から供給されるのでしょう。秋口なので、夏に発生したアオコで濁っていますが、冬には澄んでくるのかもしれません。
高田馬場
今日の散歩は高戸橋までとしました。高戸橋の交差点で明治通りに入り、続いて馬場口の交差点で早稲田通りに入って、高田馬場駅に出ました。
帰宅後に二万五千分の一の地図を見たら、高戸橋の交差点は、新目白通りの下を暗渠になって流れてきた妙正寺川との合流地点になっているではありませんか。合流の様子が確認できるかどうか分からないけど、次はこの交差点から続きを歩きたいと思います。
散歩データ
コース:JR中央線 飯田橋駅 → 肥後細川庭園 → JR山手線 高田馬場駅
距離:5.4km
時間:55m
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