環状三号線を歩く散歩も7回目の今日で、歩き終わります。歩き終わった後に、勝鬨橋を渡り、築地市場周辺を見てきました。
先ずは隅田川の最下流と朝潮運河入口に行ってみる
勝どき駅の出口は、半地下で、ちょっとオシャレでした。
勝どき駅は、清澄通りの上にあり、ここが環状三号線のほぼ終点です。ただ、環状三号線を一通り歩くためには、一度南西の端まで行かなくてはなりません。
往復で同じ道を歩くのは、あまり好きではないのですが、道端の地図を見たところ、新月島川にかかる新島橋の北詰の東陽院に、十返舎一九(じっぺんしゃ いっく)の墓所があると書いてありました。十返舎一九は、言わずと知れた東海道中膝栗毛の作者であり、東海道好きの僕が見過ごすわけにはいきません。そのまま清澄通りを行きます。
この道は、隅田川を歩いた時の帰りにも通ったのですが、十返舎一九さんには全然気がつきませんでした。お寺の門の中に墓石は一つもなかったので、この一角が墓所ということなのだと思います。
新島橋を渡ると環状二号線と交差します。
豊洲市場に行くため朝早いので、騒音対策のためか、透明な覆いがしてあります。
右折して、少し環状二号線の脇を歩いてみました。
この間まで通れなかった築地大橋が通れるようになっています。
下路アーチ橋のアーチが傾いています。この方が力学的に強いのでしょうか?
橋名を揮毫したのは舛添要一元都知事。「大」の字の右はらいは格好良いですけどね。
築地大橋は、そのうちに渡る機会もあると思いますし、今日は環状三号線を歩ききることが目的なので、隅田川の下流に足を伸ばしました。行政的にはここは既に東京湾です。先ほどの築地大橋と東京スカイツリーが重なって見えます。
西の方には竹芝埠頭が見えます。
丁度13:20発のジェット船が大島に向けて出帆するところでした。
レインボーブリッジの下に見えるのは品川埠頭です。
海に沿ってしばらく歩き、朝潮運河の入り口に来ました。
オリンピックの選手村の建設が続いています。
月島埠頭から勝どき駅前まで環状三号線を歩く
さて、環状三号線(清澄通り)に戻ります。
トラックは多いですが、歩行者はいません。
反対側の海側はこんな感じ。
将来、あの街灯が取り除かれて、渋谷川の河口辺りからの道がここに接続されると思われます。
清澄通りを勝どきに向かっている途中で第二十八共勝丸を発見!
今日までその名前を知らなかった船ですが、実は重要なミッションを担っている船です。小笠原村の一般廃棄物や産業廃棄物を運搬してくれる船なのです。この船のお陰で、小笠原の美しい自然が守られているのでした。ありがとう、第二十八共勝丸。また行きたいな。小笠原。船酔いきついけど。
さらに暫らく行くと、レールが出現!
電車ではなく、この防潮扉が通ります。この防潮扉の外側の建物は、自主的に台風や津波に耐えなければいけないという訳ですね。このような、防潮扉は晴海のオリンピックの選手村の方にもあるのかな。
なんてことを考えて歩いていたら、晴海通りに到着。この勝どき駅前の交差点が環状三号線の終点(始点?)のはずです。ふー。一段落です。全然疲れていないけど。
念願の勝鬨橋を渡る
環状三号線を歩き切り、まだ余裕があるので、今日は、いよいよ勝鬨橋を渡ろうと思います。いつか渡りたいとずっと思っていた橋です。
巨大なペットボトルにネコが乗っているオブジェを発見!
中に入っているのは本物の水のようです。周囲の人も物珍しそうに見ているかと思ったら、ほとんど気にも留めていないようでした。
勝鬨橋もアーチ橋です。昭和15年竣工。
コンクリートやタイルではなく、石材を使っているので重厚さがあります。現代ではコストが見合わないので作らないんだろうと思います。
勝鬨橋は可動橋であり、ここがその中央の上部です。
こちらが道路部分です。凄いですね。これだけの可動巨大建築物なのに、左右の高さに差がありません。
あれ?電線が左右にまたがって配線されていて、それぞれが固定されています。こういうの嫌だなぁ。いくら再び開く予定は無いとされていても、実は「もしかしたら近日中に開く計画が水面下で進められたりしているかも」なんて、少しは期待するじゃないですか。でも、この線が一本あるだけで、そのような想像する楽しみも奪われるんですよ。
電源なんて、左側の方から取れば良いじゃないですか。夢が無いなぁ。
築地には荷揚げ用の桟橋があるんですね。つまり、漁師さんがそのままここに船を横付けして、鮮度の良い魚を水揚げしていたんでしょう。先日、豊洲市場に見学に行った時、漁業資材を売っているお店があったことも合点がいきます。
橋のたもとには海軍経理学校之碑がありました。中曽根元総理はここの出身ですね。
隣には、「かちときのわたし」の石碑もあります。明治38年の旅順要塞陥落を契機に設置した碑とのこと。何十年も前に読んだ、司馬遼太郎の「坂の上の雲」が脳裏によみがえってきましたが、勝鬨についての記載はあったかなぁ。
石碑の後ろには「かちどき橋の資料館」があります。土曜日は開館しているとのことですので、機会をみて、また来なきゃ。
元築地市場周辺を散策してみた
築地市場の解体工事で一番長いのは、青果部事務所棟ほかで、今年の10月11日から始まっていて、平成32年2月28日までの予定です。その頃は、新年号になっていますね。古い建物なので、あちらこちらにアスベストがあるようです。健康に気をつけて作業していただきたいと思います。
市場に沿って歩くと、波除神社がありました。沢山の人がお参りをしていました。
しかし、場外市場は閑散としていました。大丈夫かなぁ?
しかし、新大橋通りに近づくにつれ、人がどんどん増えてきました。非常に活気があり、これからも大丈夫そうです。
新大橋通りに出て、本願寺を右手に見ながら進み、今日は、築地駅から帰りました。
散歩データ
コース:勝どき → 環状三号線(月島埠頭~勝どき駅前) → 築地場外市場 → 築地
距離:6.9Km
時間:1h57m