箱根と柿田川にドライブに行ってきました。
ところどころ、車を降りて歩いてきました。
箱根神社
東海道を約6年前に歩いた時、元箱根交差点近くの大場という素泊まり宿に泊りました。着いたときには、まだ、日が高かったので、近くの見どころを伺ったところ、勧められたのが、箱根神社でした。
大きい神社だった覚えはありますが、来てみて、あまり良く覚えていないことが分かりました。こんな長い石段あったっけ?
石段の途中に、弓道場があり、ほとんどの参拝者が立ち止まって見物していました。
もし自分が引いていたら、他人の目をかなり意識してしまいそうです。でも、ここで弓を引いている方々にとっては、毎度のことで、特別なことではないのでしょう。淡々と引いていました。試合や審査でも緊張することなく、いつでも実力が出せそうです。
本殿です。ご祭神は、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)、木花咲耶姫(このはなさくやひめ)、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)で、ご夫婦とその御子ということになります。
ご神徳は、交通安全、心願成就、開運厄除にあるとのことです。交通安全というと、つい、車を思い浮かべてしまいます。でも、ここは、東海道の近くです。古くから、旅人たちが道中安全を祈願していたんですね。僕もここに詣でたおかげで、東海道を恙無く歩ききることが出来たのだと思います。
駐車場に戻る途中の芦ノ湖では、オオバンが泳いでいました。黒い体に額が白いのが特徴です。鳥の博物館のある我孫子市の市の鳥ですが、東京近辺ではではあまり見かけた覚えがありません。
恩賜箱根公園
東海道を歩いた時、「神奈川県立恩賜箱根公園」文字が目について、行きたいと思っていたので、足を運んでみました。駐車場代は一時間あたり320円ですが、入場料は無料です。
少し雲がかかっていたものの、丘の上から、芦ノ湖がきれいに見えました。
サクラも咲いていました。
旧箱根離宮を思わせる湖畔展望館は、コロナウイルス感染拡大防止のため、お休みでした。残念です。もう来ることはないかなぁ。
下りは二百階段を降りて来ました。一段の高さが低いので、結構降りにくかったです。写真は撮り忘れてしまいました。
二百階段を降りたところに芦川橋がかかっていました。
江戸時代に、東海道の名橋と言われた3か所の石橋のうちの一つだそうです。交通量の増加に耐えられなくなり、ここに移設したそうです。
国道1号線を横切って、箱根旧街道の杉並木に向かいました。
この杉並木は、東海道の中でも最も情緒のある場所の一つで、僕のお気に入りの場所です。ただ、今日は、道が川になって、靴がドロドロになってしまいました。昔の人はこんな足元が悪い中でも草鞋で旅をしていたんでしょうね。
関所も通ることにしました。
切符売り場がありますが、通り抜けるだけなら無料で良いとのことです。
箱根峠
箱根に来たからには、甲石坂(かぶといしざか)の笹竹のトンネルをもう一度見たいと思い、箱根峠に車を止めて、旧街道の入り口まで来てみました。
でも、重機とトラックが停まっていて立ち入り禁止になっていました。
近くにいた人が、「昨年の台風で石畳が流されてしまって、暫らくは工事で通れない」と教えてくれました。残念です。
柿田川
今回のドライブの本当の目的は、静岡県清水町の柿田川に行くことでした。
柿田川は、湧水を主たる水源とする、全長約1.2kmの日本で最も短い一級河川です。
車で国道1号線を箱根方面から来て、柿田川を確認したので、左折しました。
ところが、柿田川の西側からは柿田川公園の駐車場に行けませんでした。
間違える人が多いようで、迷ったところに迂回用の地図がありました。北に向かって1号線を横切り、次いで東に向かい、再度、1号線に戻って柿田川の東側の駐車場に向かうというルートが示されていました。
結構、交通量があり、苦労の末、ようやく駐車場にたどり着くことができました。途中の迂回路が旧東海道だったなんて、気づくことができませんでしたし、余韻に浸る暇もありませんでした。
200円の駐車場代を払い、川に向かう遊歩道を歩きます。
あちらこちらに水の湧き出す場所を見ながら川に辿りつきます。
でも、残念ながら、この写真では水の綺麗さが全く伝わりませんね。
湧き間では井戸の縁から水が盛り上がり、湧き水の量が多いことが分かります。
湧水第2展望台では井戸の底で絶え間なく水が湧き出し、溢れ出ています。
第1展望台でも川底で水が舞い上がり、水が湧いていることが分かります。
時間を忘れて見入ってしまいました。
柿田川公園では、水を無料で汲んで帰ることができます。ペットボトルも売っています。クセがなくて、本当においしい水です。
散歩データ
箱根神社、1.4km、42m
箱根公園、1.8km、49m
箱根峠、1.1km、27m
柿田川公園、1.2km、1h16m