僕はいわゆる街道歩きが好きです。街道の景色や建物には昔の人々の息吹が感じられます。でも、東京からすぐに離れてしまって、電車賃と移動時間がかかることが難点です。
東京近辺を離れない道が無いのかなと思ったら、あるじゃないですか、環状道路。
環一から環八まであるようです。
よし、長期計画で、歩いてみよう。
ただ、環一と環二は、この間、オリンピックのマラソンコースを歩いた時に、結構歩いてしまったので、後回しにすることにします。
ということで環三から歩くことにしました。
江東区辰巳
起点は中央区勝どき二丁目で、終点は江東区辰巳二丁目です。どちら回りでもいいんですが、競技場で選手が走る方向は反時計回りという、とりあえずの理由をつけて、今回は、反時計回りにしました。
新木場駅から歩き始めます。最寄駅は辰巳駅でしたね。ま、いいか。
夢の島は埋め立て地。その埋め立てが終わってから既に50年以上が経っています。
環状三号線は、辰巳の交差点から始まるようです。ただ、その南に道が伸びていたので、念のため、見に行きました。車が転回できるようにロータリーになっていました。
ここが辰巳の交差点です。「環状三号線の終点」のような表示は見当たりませんでした。
辰巳ジャンクションで分岐する首都高速9号深川線の下を3車線の環状三号線が伸びていきます。別名は三ツ目通り。
環状三号線左右は、辰巳の森緑道公園で、緑が多いところです。公園をつなぐ橋がゆったりとカーブしていて優雅です。
辰巳の森海浜公園のオリンピックアクアティクスセンターの屋根が見えました。重さが6000トンもあるそうです。ここで、東京オリンピック、パラリンピックの水泳競技が実施されるんですね。
環状三号線の最初の橋だか最後の橋だかである七枝橋です。下は東雲運河。
その東雲運河です。
周辺は運河が縦横に走っているので、この後、何度も橋で運河を渡りました。
江東区木場
木場までやってきました。
木場に来たのは初めてです。材木を扱う問屋さんが少しは残っているのかと淡い期待を持っていましたが、残念ながら見つけることはできませんでした。
貯木場の跡地に建設された木場公園です。道路の向こう側にあったので、寄りませんでした。
木場親水公園を発見!昔はきっと水路で、貯木場だった木場公園のところに木を運んだのだと思います。夏の間は子供たちがこのじゃぶじゃぶ池で水遊びするのでしょうが、10月上旬の今はさすがに閉鎖されていました。
でも、とりあえず、寄ってみることにしました。
寄ってみて正解でした。じゃぶじゃぶ池の先には、情緒を感じさせる水路がありました。木場で水辺を見ることができて満足できました。
三ツ目通りに戻ると、大層立派な斜張橋が見えました。木場公園大橋です。大型トラックでもびくともしなさそうですが、葛西橋通りを跨いで木場公園をつなぐ橋であって、基本的に人間が渡るだけみたい。
こちらの建物は、東京都現代美術館です。大規模改修工事のため、2019年3月下旬まで休館中です。
三ツ目通りの名前の由来は、竪川(たてかわ)にかかるこの三之橋の別名が三ツ目橋だからなんですね。親柱は石でできていると思いきや、金属光沢のある現代的な橋でした。
墨田区緑三丁目
今日の散歩は、京葉道路(国道14号線)と交わる緑三丁目の交差点までとしました。
その後、両国まで歩いたんですが、この壁画も随分色が褪せてきてしまいましたね。結構好きな絵なので、できたら塗りなおして欲しいです。壁の前にあった駐輪スペースが取り払われたので中途半端に広いです。道を広げる予定なのでしょうか。
散歩データ
コース:JR京葉線 新木場駅 → 環状三号線(辰巳~緑三丁目) → JR総武線 両国駅
距離:9.6km
時間:2h21m