暑い東京で散歩していると、熱中症になりそうなので、日光に逃げました。
山道を歩いたこともあり、日光も結構暑かったです。
東武線
北千住の東武線の特急ホームは分かりにくいです。始めて利用する場合、一本のホームの半分から先が特急用になっていることが、そもそも分かっていません。
ホームの幅が狭くて、通勤・通学時に人があふれて危ないから前後に分けたのでしょうか?
それなら、表示に工夫をしてほしいです。特急だけ色分けしてあるので、却って分かりにくいです。他の電車と同じ配色で良いので、矢印を示して、その脇に「この先〇〇m」に書いてあれば、もっと分かりやすいと思います。
また、発車時刻表示板に、特急の発車時刻は書いてあるのに、ホームの情報が書いてありません。時刻の脇に、「特急ホームは本ホームの日光寄りです」などと一言書いてあれば、格段に分かりやすいと思います。
予定より、一本早い電車に乗ったので、駅員さんに聞いて事なきを得ましたが、予定通りの電車だったら、確実に乗り遅れていました。
北千住から7:42発の「けごん5号」で一路東武日光へ向かいます。
日光路線バス
東武日光駅で、¥3,000湯本温泉フリーパスを入手。これで、2日間、バスに乗り放題です。
バスが来ましたが、観光シーズンなので人が多く、座れませんでした。
ただ、ラッキーなことに、神橋で降りる人がいて、座れました。
いろは坂に差し掛かり、「い」、「ろ」、と順調に登っていきます。でも、「は」の寸前で、左後ろのあたりで「パーン」という音が・・・
パンクでしょうか?
運転手さんがすぐに車を止め、「しばらくお待ちください」と車内放送をしてから、社外に確認に出ていきました。クーラーは効いていたこともあり、車内は落ち着いていました。
2、3分後に戻ってきて、「動かせるようならゆっくりと動かしてみます。それが会社からの指示です」との放送がありました。しかし、しばらくしても、ピクリとも動きません。「圧力が抜けてしまったので、動かせません。代わりのバスを手配しています。10分以内に来る予定です」との放送があり、何十分も待つ覚悟をしていた乗客達は一安心。
10分もしないうちに、バスが来て、乗っていたバスを追い越して止まり、そちらに歩いて移動しました。めったにない、貴重な経験をしました。
ただ、空のバスではなかったこともあり、立っていた人が座ることになり、座っていた人が立つことになりました。「空のバスをなんで回さないのよ」と激昂する女性客が一人いましたが、他の人は淡々としていました。
故障したバスはレッカーにでも引かれていったのでしょうか?いろは坂は一方通行なので、わざわざ上まで一回は行くんですよね?
切込湖・刈込湖ハイキング
光徳に着きました。標高は約1,430mです。
これから切込湖・刈込湖のハイキングに行くので、先ずは日光アストリアホテルに入り、腹ごしらえをしようとしました。でも、レストランはまだ閉まっていたので、ハイキングの最中に食べられるようなお菓子(きぬの清流 とちおとめ 袋入れ5個)を売店で買いました。
売店にはクマ除けの鈴が売っていましたが、コースには人が沢山いて、クマは出てこないだろうと思って買いませんでした。
ホテルから西に約300mのところにある光徳牧場では牛がゆっくりと草を食(は)んでいました。
牧場の売店ではパンを売っていたので買いました。
また、ここには戻ってこないので、アイスクリームを食べて、牛乳も飲みました。普通は、この牧場が最後になるようにして、ご褒美にするようです。
アイスクリームはコーンの上に普通のバニラアイスが乗っていました。牛乳は市販の牛乳より少し濃いと感じました。
ハイキングの始まりです。
最近降った雨で道がぐしゃぐしゃかと思いましたが、さにあらず、結構乾いていて助かりました。
クマザサですかね。始めのうちはなだらかですが、シラカバの森の中に登り道がずっと続きます。
登り始めてからほぼ1時間で山王峠に着きました。光徳まで2.1kmと書いてありますので、平地の倍の時間がかかっています。
山王峠の標高は1,741mです。ざっと310m登ってきたことになります。
峠からの道は、尾瀬みたいに歩道が整備されています。
涸沼(かれぬま)に出ました。写真の左上は、頭が切れちゃっていますが、標高2020mの於呂倶羅山(おろぐらやま)です。聞きなれない言葉ですね。アイヌ語起源でしょうか。
写真を見ていると、静かな風景に見えます。でも、実際は、蝉がうるさく鳴いています。
トンボもたくさん飛んでいて、写真を写していると、勝手に手に止まってきます。
涸沼にはベンチがあるので、やや遅い昼休みにしました。
光徳牧場で買ったミルクパンは、気圧が低いためか、袋がパンパンです。
このあたりの標高は、1510mです。山王峠はここより230m高かったので、袋はもっとパンパンだったのでしょうか?
ミルクパンが美味しかったので、つい沢山食べてしまいました。気が付くと、水があと250mlしかありません。光徳で、予備をもう一本買っておくべきでした。
涸沼には結構な人数の人がいました。そのうち、半数近くの人がクマ除けの鈴を付けている感じです。
涸沼からは標高差があまりない道が続きます。ただ、足元はコケの生えた倒木やコケの生えた石がゴロゴロしています。
30分ほどで、木々の間から切込湖が見えました。
- Mushroom
- Frog
キノコやカエルも見かけました。
切込湖と刈込湖は微妙につながっています。刈込湖から切込湖に水が流れていました。
一瞬訳が分からなくなる写真ですが刈込湖の水面に空が映っています。あまり良くない天気予報でしたが、良い天気になりました。
刈込湖と切込湖に水の流れ込む川や流れ出す川が無いようで、ちょっと不思議な湖です。刈込湖の水は冷たいことは冷たかったですが、びっくりするほどではありませんでした。
刈込湖の向こう岸の左右の山の間の低いところは金田峠で、栗山村に続く道だったそうですが、今は廃道になっているそうです。
刈込湖で25分間休憩したら、歩き出してからの上りがきつかったです。
階段が整備されていて登りやすい道だったんですが、足が攣(つ)る寸前でした。
小峠の標高は1,672m。ここまで来ると、硫化水素のにおい(いわゆる腐った卵のにおい)がしてきて、温泉が近いことが分かります。
奥日光湯元温泉
日本ロマンチック街道を横断すると、湯本温泉の源泉に出ます。
小屋がいくつも建てられており、ここから各旅館に温泉が引かれています。
足元の水たまりに手を入れてみると、温かいです。
そんな中で、5cmくらいの虫を発見!温泉アブ(ミズアブ)の幼虫と思われます。
今日はここの奥日光湯元温泉に泊まるので、旅館にチェックインしました。
ただ、夕食まで1時間あり、周囲も明るかったので、湯ノ湖を一周することにしました。
旅館から湯ノ湖への途中に、河原湯を発見!。手桶がありますが、足元に排水溝があるわけでもなく、どうやって使うのか良く分かりません。作法を書いておいていただけるとありがたいです。
湯ノ湖では釣りをしている人が結構いました。
小学校高学年らしき女の子がフライフィッシングの練習をしていたのはびっくりしました。
地元の人はこうして上手くなるんですね。
湯ノ湖を反時計回りに回り、湖の南西あたりに来た時にニホンザルが歩道まで出てきて、餌を探していました。子ザルもいて、可愛かったです。
半周くらいすると、橋がありました。ここから湯滝につながっていきますが、明日のお楽しみです。
散歩データ
コース:光徳温泉・日光アストリアホテル → 涸沼 切込湖・刈込湖 → 湯本温泉
距離:13.4km
時間:6h21m