前回、この南越谷まで歩いた日光街道の散歩は、ついこの間のことだと思っていたのに、一年半も経っていました。月日の経つのは早いものです。こんなペースで歩いていて、いつ日光に着けるのかな。
越ヶ谷宿
南越谷駅で降り、日光街道と武蔵野線の交わる所に来たら、照明のところに、阿波踊りのレリーフがありました。
越谷市に本社を置くポラスグループの創業者の中内俊三氏が徳島県出身で、昭和60年から阿波踊りを始めたらしいです。
越谷駅付近の日光街道は片側一車線で、車道を広げるための用地を確保するためか、歩道が広くて歩きやすいです。
昔風の診療所の建物がありました。木調とペンキの具合がなんとも言えません。
自分の実家の近くにも、こんな感じの平屋の診療所があり、そこのお医者さんに、よく往診してもらいました。いわゆるお医者さんカバンを持って入ってきて、注射の一つでもされて、診察後には金属の洗面器で手を洗っていたような憶えがあります。
今は、往診ってあまり聞きませんが、場所によっては実施しているところもあるのでしょうか?
元荒川に近い中町の辺りは、古い家や蔵が次々と出現して、街道だったんだなぁと思わせてくれます。
大沢橋で元荒川を渡ります。由緒正しい橋なのか、ガス灯みたいな立派な照明が付いていました。
北越谷駅を過ぎ、東武伊勢崎線に沿って暫く進みます。
やがて、左折して、伊勢崎線を超えると、道という道に、警備の人が立っていました。
この間、安倍首相の自宅の近くを通った時と同様の厳重さだったので、さぞかし、重要人物が住んでいるのかと思って調べたら、どうやら、左手に宮内庁の埼玉鴨場があるようです。
鴨場とは、内外の来賓が接遇される際に、鴨を無傷のままで捕獲する場所らしいです。ちなみに、千葉の市川塩浜駅の北西にも新浜鴨場があります。
鴨場の北側に近づけそうな道があったので、行ってみることにしました。
そこには、越谷梅林公園がありました。
鴨場とは地続きなんですけどね。奥の大木の向こう側が
梅はまだ全然咲いていませんでした。
ただ、ロウバイだけが咲いていました
陸橋入口の交差点から国道4号線に合流します。
粕壁宿
新方川を越えると春日部市に入ります。
エネオスのガソリンスタンドで、見慣れない構造物を発見!
水素ステーションと書いてありますので、水素の貯蔵装置?それとも万が一の場合の防御壁でしょうか?ともかく、水素自動車が普及し始めたということですね。
一ノ割駅が近づくと、大きな家と大きな屋敷森が出現し始めました。
いかにも旧街道を歩いているという雰囲気です。
今日は春日部まで行きたかったのですが、日没が気になったので、残念ながら、一ノ割駅までとしました。
写真に撮り忘れてしまいましたが、駅に至るまで楽しそうな商店街が続いていました。
ここが一ノ割駅です。
散歩データ
コース:JR武蔵野線 南越谷駅 → 日光街道(越ヶ谷~粕壁)→ 東武伊勢崎線一ノ割駅
距離:12.5km
時間:3h1m