目黒川の上流である烏山川緑道の続きを国士舘大のところから歩くため、世田谷線で近くまで行きます。
世田谷線には、一ヶ月ほど前に下高井戸駅から乗ったので、今回は三軒茶屋駅から乗ることにしました。三軒茶屋駅は、田園都市線から世田谷線まで、ちょっと距離がありますが、その通路も含めて立派な駅です。
写真に写っている観光案内所は、今年の3月31にオープンしたばかりで、2ヶ月も経っていませんでした。何か案内してもらえば良かった。
世田谷線は、三軒茶屋の駅でタッチした瞬間に、前払いで料金が引かれるので、あとは乗って降りるだけです。今回は車内放送も丁寧だったので、全く迷いませんでした。
松陰神社駅で下車します。
北に250mほど進むと松陰神社です。掃除が行き届いていて、凛とした気持ちになります。
神社の右を通り、更に200m進んだところから烏山川緑道に入りました。
緑道に入ってすぐに、ビワを発見!枝についているところを初めて見ました。
歌から察するに、2つずつ熟れるのだと思っていましたが、大集団で熟れているんですね。うすい虹ある葉とはどのあたりのことを指しているのでしょうか。
国士舘中学・高等学校です。どの建物も新しそうで、お金持ちの学校のようです。奥の建物の屋上は運動場でしょうか。
二週間前の烏山川緑道の記事では、多くの花を紹介しました。今回も、多くの花が咲いていましたので、紹介していきたいと思います。まずはタチアオイを見つけました。
太宰文学のおかげで、月見草は黄色い花との印象があります。でも、黄色い花は、植物学的には待宵草のようです。本当のツキミソウはこの花に似た白色の花です。
オキザリスは綺麗な花です。でも、カタバミ科なので、繁殖力は強いと思います。
サルビア・パールホワイトは、チェリーセージとも言われるようです。
サクランボのような香りがするらしいので、今度見かけたら嗅いでみようと思います。
ウツギの別名は卯の花(うのはな)です。卯月(旧暦四月)に咲くかららしいです。
大豆の搾りかすで作った料理も卯の花と呼ばれますが、似ていますか?
オオキンケイギクは特定外来生物です。環境省の特定外来生物のページにおいて、植物のトップに掲載されています。強靱な性質で、在来種を衰退させることがあるので、梅雨時に刈り払いを行い、結実を防ぐことが必要だそうです。
2週間前に、梅ヶ丘駅に向かった道です。ということで、ここから続きを歩きます。
1.2kmほど行ったところで、烏山川緑道が世田谷線に阻まれました。宮の坂駅付近です。
宮の坂駅の一つ北側の駅は山下駅で、ここでも世田谷線が北沢川緑道を阻んでいます。川の上に駅を作ることで、建設コストを節約できるのでしょうか。
万葉の小径に差し掛かると、道が細くなり、鬱蒼としてきます。この道、ちゃんと続いているの?
でも、足を踏み入れてみると、丁寧に手入れがされていて、名札のついた樹木が、次々と現れました。万葉の小径では、有用な木々を集めているようです。
これは、イヌシデ。建築や器具の材料となったり、炭や薪になる有用な木です。
こちらは、エゴノキ。実から油を取って燈油にしたり、石鹸の代わりにしていました。
イチイの木。笏の材料としたので、一位なのだそうです。
小田急線を過ぎたあたりで、右手のビルの屋上に、銀色の不思議な構造物を発見。
屋上にあるので、太陽光を利用するための装置だと思います。でも、太陽光発電にも見えないし、温水を得る装置にも見えません。用途は何なのでしょうか?
千歳台の交差点で環状八号線を横切ります。
左前方の緑は、これから向かう蘆花恒春園の樹木です。
蘆花恒春園は巨大で落ち着いた公園です。最寄りの蘆花公園駅や八幡山駅から1km以上離れているので、電車と徒歩では、少々行きにくいのが残念です。
ボランティアの方々が、花壇の手入れをされていました。
この植物名は、カレイドスコープだそうです。葉の付き方や斑の入り方がそのように見えなくもないです。
観測井では、地盤沈下を監視しています。
近くの看板に、地下水をくみ上げすぎると地下水位が下がり、その水位の推移で地盤沈下が分かるような理屈が書いてありました。でも、その理屈、本当なのかなぁ。船の上から海面の高さを測っているようなものではないのでしょうか?別に、満潮でも干潮でも高さは変わりませんよね?
世田谷自動車学校の脇は、緑道が途切れています。でも、この下が暗渠になっているはずです。
再び緑道になりました。新たな草花も姿を現します。これは、マツバギクです。
すごく華やかに見えました。ホームセンターで見かけたら庭に植えてみようかな。
これは、ネズミモチだと思います。葉がモチの木に似ているとのことですが、若葉だからか違うようにも見えます。間違っていたらごめんなさい。
ガザニアは勲章菊とも言います。いろいろなバリエーションがあります。
京王線が見えてきました。緑道はだいぶ細くなりましたが、線路の下に続いています。
京王線に沿って100mほど北東に進んで千歳烏山駅につきました。
烏山川緑道の語源はこのあたりの地名ということですね。
散歩データ
コース:国士舘大学~烏山川緑道~千歳烏山
距離:7.8km
時間:1h50m