目黒川を歩く | 鯨塚を発見! | 河口~小関橋

今度の散歩は目黒川に沿って歩くことにしました。

鯨塚を発見!

品川駅中央改札

品川駅中央改札

目黒川の河口に向かうため、品川駅で降車します。
随分なにぎわいを見せていますが、リニアができたらもっとにぎわうことでしょう。

品川駅のペデストリアンデッキからの眺め

品川駅のペデストリアンデッキからの眺め

ペデストリアンデッキから、目黒川のある南方面を眺めます。巨大な建物ばかりです。

先日、品川で友人と待ち合わせたとき、少し早く着いたので、ニコンミュージアムに行きました。この写真で左手に見える品川インターシティの一番奥にあります。フィルム写真の時代に、ニコンユーザだったこともあり、背筋がぞくぞくするほど貴重な展示物がありました。ただ、駅から距離があるので、見学できた時間は5分くらいでした。2時間くらい余裕のあるときにまた行ってみたいです。

天王洲橋から見た品川浦と天王洲運河の合流地点

天王洲橋から見た品川浦と天王洲運河の合流地点

旧海岸通り(都道316号)に出てから、南下して天王洲橋にやってきました。ここは、右手からの品川浦が前方の東側にある天王洲運河に合流するところです。
現在、品川浦の西側は行き止まりになっています。でも、ここに来る途中にあった案内用の地図で見てしまったんです。その地図によれば、その行き止まりには、旧目黒川の河口跡があるそうなんです。つまり、昔、目黒川からの流れが東京湾に流れ出ていくのはここを経由していたのではないかと思います。

旧目黒川の河口跡なんてことを知ってしまったら見に行くしかありません。

北品川橋から見た旧目黒川の河口跡方面

北品川橋から見た旧目黒川の河口跡方面

品川浦になるべく沿って歩いて行くと、北品川橋あたりでは大分狭くなっていました。正面の突き当たりが行き止まりのところです。

ここで、ウィキペディアの目黒川の項を見てみると、「湾岸開発が進む以前は河口近くで流れが湾曲していた」とあります。確かに、地図(記事末参照)を見ると新馬場(しんばんば)駅を過ぎたくらいで、急に北に曲がらないとこのあたりが河口にはなりません。また、同ウィキペディアには、「流れが緩やかで、港として使われ、品物が行き交ったので品川の起こりとされる」との旨が書かれています。つまり、このあたりが品川の地名発祥の地ということになります。

行き止まりのところには、品川浦公園があり、そこで、目を皿のようにして「旧目黒川河口跡」の看板を探しましたが、結局見つかりませんでした。公園を工事していたので、一時的に退避されていたのかもしれません。

鯨塚

鯨塚

でも、その代わりに鯨塚を発見!
1798年5月1日に品川沖に迷い込み、品川浦の漁師たちによって捕えられた鯨の供養塔です。鯨の体長は16.5mありました。東京都内で唯一の鯨塚だそうです。

御殿山下台場跡

御殿山下台場跡

鯨塚から現在の目黒川の河口に向かおうと思った時、偶然にも御殿山下台場跡を発見!
黒船から江戸の町を守るために11の台場を作ることが予定され、そのうち、第一、二、三、五、六台場は完成し、第四、七は未完、その他は未着手となりました。その代わり、陸続きで五角形の砲台を造ることになり、それがこの御殿山下台場です。
立っている灯台は、日本で3番目の洋式灯台として第二台場に作られた品川灯台を模したものだそうです。

目黒川の河口はどこだ?

新東海橋から見た目黒川水門

新東海橋から見た目黒川水門

天王洲運河にかかる新東海橋から見た目黒川水門です。水門の向こうが今から向かおうとしている目黒川です。

スタインウェイ&サンズ東京

スタインウェイ&サンズ東京

新東海橋を渡りきったあたりで、右手に「SONS」という文字がかすかに見えました。ピアノで有名なスタインウェイ社と似たような名前だなと思って橋を渡りきったら、「STEINWAY & SONS」と書いてあります。そのものでした。2017年にオープンしたそうです。

目に見えない敷居が高くて、これ以上近づくこともできませんでした。なにせ、フルコンサートグランドなんて、2,000万円以上もします。

そういえば、何年か前に、秋葉原のヨドバシカメラの楽器売り場にスタインウェイのグランドピアノが置いてあって、度肝を抜かれたことがあります。あのピアノ、どこに行ってしまったんでしょうか。一生のうちに一度くらいスタインウェイを弾いてみたいと思っていらっしゃる方は、島村楽器さんに行くと、弾かせてくれることがあります。

京浜運河

京浜運河

天王洲アイル交差点を横断し、東に向かうと京浜運河です。
目黒川は、この京浜運河への合流地点が河口なのか、それとも、先ほどの目黒川水門付近が河口なのか、散歩している時点ではよく分からなかったので、念のため、左手の東側を通り、京浜運河との合流地点を見ておくことにしました。
向こうの橋まで約1.1kmありますので、行くからにはちょっとした決心が必要です。

東京湾の鱸

東京湾の鱸

品川ふ頭橋のたもとでは、短いリール竿で釣りをしている外国人がいて、50cmくらいの鱸(スズキ)を釣りあげていました。

名前が分からない運河

橋の下に見えるのは何という運河か分かりませんが、目黒川の河口の東側に開いている運河です。その先には東京湾が広がっているかと思ったら、船の科学館あたりのいわゆるお台場が見えました。

目黒川の河口(?)

目黒川の河口(?)

こちらが目黒川の河口(?)です。
丁度モノレールが走りました。柔らかい感じの色の塗装です。

大井火力発電所

大井火力発電所

品川から歩けるような距離のところに、発電所があるんですね。大井火力発電所です。ただ、2016年4月から停止中のようです。ただ、鉄塔が近くに見えないんです。送電線はどこを通っているのでしょう。地下ですか?

京浜運河にかかるアーチ橋

京浜運河にかかるアーチ橋

もしかして、このアーチ橋の中を電線が通っているのかとも思いました。

大井北埠頭橋

大井北埠頭橋

ようやく1.1kmを歩き切り、大井北埠頭橋で京浜運河を渡ります。

東京水道局の自動水質計器

東京水道局の自動水質計器

先ほど、電線が通っているかと思ったアーチ橋の先は、こちらになります。東京水道局の自動水質計器があるので、アーチ橋は水道を通しているようです。
自動水質計器を見たのはこれが2つ目ですが、隣に蛇口があって、ハンドルが外されているのは同じです。いたずら防止のためでしょうか。

東品川橋から見た目黒川

東品川橋から見た目黒川

目黒川まで戻ってきました。東品川橋の上から見ています。

東京ガスのガバナ

東京ガスのガバナ

東京ガスのガバナがありました。
大学の制御関係の授業で、ガバナという仕組みを教わったことがあって、それは、アメリカンクラッカとか、やじろべえみたいな形をしていて、それがグルグルと回るものでした。回転が速くなると、遠心力でおもり同士の間隔が開き、それによって回転が遅くなるようにフィードバックが働くという仕組みでした。
この写真では、やじろべえが見えないので、それとは違うみたい。ガスの圧力調整器だそうです。

天王洲公園

天王洲公園

何となく歩いているうちに、天王洲公園に来ました。今日は日当たりも良く、感じのいい公園です。

鯨が描かれている目黒川水門

鯨が描かれている目黒川水門

右手には、目黒川水門がありました。鯨の絵が描かれています。理由はお分かりですよね。先ほどの鯨塚に由来しています。

目黒川の本当の河口

目黒川の本当の河口

河口のように思える場所がいくつかあって、その度に写真を撮っていました。これもその1枚です。家に帰ってから、ここが本当の目黒川の河口と判明。
向かって右が東品川1丁目、左が3丁目、今立っているところが2丁目です。1丁目の南東端が河口とのことです。ふー。随分遠回りして、やっと河口に着きました。そろそろ今日の散歩を終えたいな。

目黒川を歩く

新品川橋南岸の浦高札場跡

新品川橋南岸の浦高札場跡

新品川橋の南岸に、立て札が立っていました。江戸時代、この付近に浦高札場があったとのことです。浦高札場とは、街道沿いの高札場とは異なり、漁村特有の決まり事を定める高札場だったようです。船が難破した時の処置等を定めた高札と抜荷買いの禁止事項が定められた高札の2枚が残っているとのことでした。

品川橋

品川橋

こちらの橋の名は、品川橋。目黒川が品川の地名発祥となった川だからこそ付いている橋名です。

東海橋

東海橋

新馬場(しんばんば)駅を過ぎたところに東海橋がありました。
親柱の上の鳳凰等が上品さを感じさせる橋でした。最近見た橋の中で一番好きかも。

子供の森公園

子供の森公園

子供の森公園では、恐竜が何体もありました。ステゴサウルスって、ティラノサウルスに比べて、こんなに小さいんでしたっけ?

近代硝子工業発祥之地

近代硝子工業発祥之地

ここは、近代硝子工業発祥之地です。英国の技術を取り入れて明治6年に創立された「興業社」が経営不振となり、官営の「品川硝子製作所」となったものの、結局明治26年に解散してしまいました。ただ、その間に育成された技術者が各地でそれぞれ開業し、今日の硝子工業の基礎となったと刻まれていました。
僕が特に興味を持ったのは、右側の石です。この石は「珪石」であって、硝子の原料なのだそうです。硝子の主成分であるシリコンは、地球上でありふれた物質であり、そこらへんの砂が原料になると思っていましたが、れっきとした原料があるんですね。

森永橋

森永橋

こちらは、森永橋。大正4年(1915年)に森永製菓の第二工場が建てられた際に、通勤する従業員のために会社が架けた木の橋が始まりだそうです。

小関橋

小関橋

今日の散歩はこの小関橋までとしました。橋は湾曲し、親柱はモダンでした。

大崎駅

大崎駅

大崎駅から帰ります。この間、りんかい線を使って、国際展示場に行きました。なかなか便利でした。

では今日の一句です。

突然の鯨に沸いた目黒川     くわかく

散歩データ

コース:JR東海道線 品川駅 → 目黒川(河口~小関橋) → JR山手線 大崎駅
距離:9.7km
時間:2h35m

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