豊洲市場は本日から一般開放されました。初日に行けば、何かしらイベントがあると思って見学に行くことにしました。
でも、到着した時刻が14:00を過ぎていたためか、特にイベントはありませんでした。
強いて言えば、テレビカメラを何台か見たかな。
豊洲駅
散歩を兼ねて、豊洲駅から歩いて行くことにしました。
市場方面に向かう人が沢山いて、みんな見学に行くのかななんて思ってしまいます。普通、最寄りの市場前駅を使うので、みんながみんな、見学に行くわけではありません。
豊洲市場への看板がありました。ここから1230mです。この看板、結構年季が入っています。立ててから約2年の間、頑張り続け、晴れてこの日を迎えたのでしょうか。
豊洲市場は、東京ガスの石炭ガス工場の跡地に建てられています。この「がすてなーに」は、現在の水産仲卸売場棟の場所に建てられていた旧「ガスの科学館」を2006年に移転して建設されました。
青果棟
豊洲市場に着きました。まず、青果門が出迎えてくれました。
最寄り駅である市場前駅です。市場まで屋根のあるペデストリアンデッキでつながっているので、雨の日でも濡れません。
そのペデストリアンデッキから見た青果棟の外観です。
青果棟のエントランスは、広々としています。
博物館にでも来たような気になり、右奥にいた警備員さんに、「写真を撮ってもいいんですよね?」と聞いたところ、「撮るのは良いですが、ごにょごにょごにょ」という感じでした。何でそんなに歯切れの悪い回答をするのかと考えてみたら、「市場の中は、皆好き勝手に撮っているのは見れば分かるでしょう?それとも、僕を写そうとして了解を取っている訳?」というようなことを思っていたのでしょう。つまり、警備員さんは写されたくなさそうだったのでフレームから外させていただきました。中央に写っているのは、通りがかりの別の方です。
見学ギャラリーはこのような細長い廊下がずっと続いていて、ところどころに開いたガラス窓から下の市場が見えるようになっています。
市場の歴史をパネル展示している所もあって、この市場のルーツは、「京橋大根河岸青物市場」とのことでした。以前、たまたまその前を通りかかって、記事にもしたことがありますので、ちょっと感慨深かったです。
下の市場はこのような感じに見えます。通路は縦横に通っていて、一本ずつ名前が付いているようです。ここは、北一通。
見学コースの一番奥の方に洋菜市場と名のついた広場がありました。洋菜とはレタス・セロリ・クレソンなどの西洋野菜を指すようです。にんじんや大根と生産者はそんなに違わないですよね?売り場を区別しなければならない理由があるのでしょうか?
その洋菜市場を見る方の場所は広くなっていて、見学デッキと呼ばれています。真ん中には建築模型がありました。まだ、未完成なようで、ケースにメモやテープが張り付けてありました。
青果棟から出てくると、一階下に飲食店がありました。ここには4店舗あるそうです。
水産卸売場棟に向かう際、都道484号線の向こう側に水産仲卸売場棟が見えました。どの建物も巨大です。
水産卸売場棟
水産卸売場棟に行くには、管理施設等の中を通っていきます。
管理施設等の中には飲食店舗があり、開店中のお店の前は、どこも行列が続いていました。一般公開の初日なので、あちらこちらでテレビカメラが回っています。
管理施設棟から水産卸売場棟への連絡通路は長いです。見学者でなければ歩きません。業者は近くの駐車場まで車でGOです。
ここが水産卸売場棟入口です。明るすぎて、魚市場に思えません。
エントランスでは、マグロの模型がお出迎えしてくれました。結構リアルに出来ています。
豊洲市場のお約束なのか、ここにも建築模型があります。
水産卸売場です。ここで、マグロの競りが行われるんですね。築地では見逃してしまったので、年明けに公開されるようになってから見に来たいです。
再度長い連絡通路を通って、管理施設棟に戻ってきました。
この管理施設棟内には、豊洲市場のPRコーナーがありますが、閉まっていました。
水産仲卸売場棟
今度に、水産仲卸売場棟に向かいます。またまた長い連絡通路を歩かなくてはいけません。
水産仲卸売場棟にはターレが置いてありました。大人気です。2台ありましたが、見学者が入れ替わり立ち代わり運転台に立って、記念撮影をするので、どうしても人が写ってしまいます。
水産仲卸売場は電気が消えて、既に人がいない状態。
庇がこんなに張り出していると、通路しか見えません。商品の展示状況や帳場でのやり取りこそが見たいところなのに。
一つ上の4階は、物販店舗エリアです。寿司用の玉子焼屋さんを発見!自分のお店では玉子を焼かず、市場で購入するお寿司屋さん向けのお店ですね。
初日なので、どこのお店でも胡蝶蘭が置かれていました。
喫煙所も設けられていました。建物内は煙たくありません。
物販店舗エリアからすぐに駐車場に出られます。
市場の駐車場の近くには茶屋と呼ばれる場所があり、買って配送された荷物を預かっておいてくれる機能があることを知識としては知っています。でも、実際の茶屋を見たことはありません。この駐車場にもその茶屋とやらがあって、物販店舗エリアで購入された商品が茶屋出しされてくるのでしょうか?
物販店舗エリアにもターレが置いてあったので、改めて観察してみました。
黒くてチェスのポーンのような形をしているのが、前進、後退の切り替えレバーです。小さくてビックリ。おもちゃみたい。内側の黒銀のハンドルがアクセルです。昔の黄色いターレでは一周していたような覚えがあるけど、こちらは3/4周くらい?充電電圧は3相200Vでした。
漁業資材も売っていました。魚市場なので、漁師さんが来ることも確かにあるでしょう。でも、ちょっと意外でした。青果棟の中か周辺に、鋤とか鍬とかも売っていたのかなぁ。
連絡通路を戻ってくる途中に、関連飲食店舗があります。もうほとんどのお店が閉まっていました。今日の昼食は抜きになりました。
水産仲卸売場棟の屋上は、屋上緑化広場になっています。晴れていたらかなり遠くまで見えそうです。
ただ、曇りであっても、豊洲大橋(手前)と晴海大橋(奥)はよく見えました。
東京オリンピック・パラリンピックの選手村建設地と晴海信号所もよく見えました。晴海信号所は、自由信号を示すFマークを出していますので、小型の船舶は入出航は自由です。
緑化広場の中央に、4つの不思議なボックスがあったので、近づいてみました。ボックスは、南東の方角を向き、斜めの反射材みたいなものがあり、明り取りのようです。
お台場海浜公園駅
市場がそろそろ閉まるので、帰ることにします。
とりあえず、お台場の方に歩き始めました。都道484号線が永遠に続くように思えます。
でも、豊洲ぐるり公園まで来ると、視界が広がりました。
本当はあのレインボーブリッジを渡り、田町駅から帰りたいのですが、日が暮れてしまいます。
ですので、お台場海浜公園駅から帰ることにしました。
散歩データ
コース:東京メトロ有楽町線 豊洲駅 → 豊洲市場 → 東京臨海新交通臨海線 お台場海浜公園駅
距離:6.1km
時間:2h17m