みさきまぐろきっぷ&レンタサイクル | 油壺験潮場を発見!

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「みさきまぐろきっぷはお得だよ!」という人がいたので、確かめてきました。

三崎口

品川駅でJRを下車し、京急の改札で駅員さんに切符の買い方を尋ねたら、「自動券売機で買えますよ」とのこと。切符を3,760円(デジタル切符は3,660円)で購入し、無事、三崎口行の特急に乗り込みました。

着いたと思って降りたら、何か、終点という雰囲気ではありません。三浦海岸駅でした。最初の文字が「三」なので、三崎口と間違えてしまった・・・

でも、三崎口行の本数は多いので、電車はすぐに来ました。

三崎街道

三崎街道

三崎口駅の写真を撮り忘れてしまいました。レンタサイクルを借りることで、頭がいっぱいでした。この写真は、三崎口駅から南東方向に向かう三崎街道です。ここを電動自転車で走ります。

油壺験潮場

油壷験潮場入口

油壺験潮場入口

一番目の目的地は油壺験潮場です。散歩ブログを書いている自分にとっては、聖地のひとつです。なぜなら、現在の日本の標高は、ここの測定値を基準としているからです。ここがその入り口です。

基準水準点(L000000000026)

基準水準点(L000000000026)

足元に気をつけながら下っていくと、門が現れました。

門の脇には水準点の表示があります。基準水準点のL000000000026です。でも、草が茂り過ぎていて、本体を確認する気にもなれませんでした。

門についている説明板に示されている標高は、16.6905mでした。しかし、現在、基準点成果等閲覧サービスには、2011年7月8日に測定した16.6288mという値が示されています。約62mmも低くなっています。プレートが沈むためでしょうか?それとも温暖化の影響でしょうか。

油壺験潮場入口方面

油壺験潮場入口方面

門の前から先ほどの入口の方向を見上げたときの様子です。小川があり、気を抜くと滑ってしまいます。僕は、転んだ時に手をケガしないように、軍手をはめて降りてきています。もし、ここまで来るときはくれぐれもお気を付けください。

荒井浜

荒井浜

験潮場の建屋が確認できなかったので、海側から攻めることにしました。油壺湾の海岸だと思ってこちらの浜に出てみましたが、あとからGPSの軌跡を調べてみると、荒井浜という外海だったようです。道理で験潮場が見えない訳です。

岩の上には、水準点のような三角点のような柱があったので、もしやと思いながら写真を撮りました。残念ながら、どちらにも該当していないようです。

タイドプール

タイドプール

海に来て、楽しいのは、このタイドプールを眺めること。ハゼの子供やカニなどがいて飽きません。フナムシは水を嫌うと思っていましたが、結構海水の中に入ることがあって、びっくりしました。

油壷験潮場

油壷験潮場

再度、自転車にまたがり、海沿いを南に走ると、三崎マリンのところから、見えました!験潮場です。

左奥が1894年(明治27年)に建てられた旧建屋、右手前が1994(平成6年)年に建てられた新建屋です。いやぁ、見えると思わなかったので、感激です。

これらの建屋付近には、先ほどの水準点とは別の験潮場附属水準点(L080000000002)があり、標高は4.6707mです。また、ほぼ同じ位置に一等重力点「油壺」(GR1523954-ABR、979774.65mGal)もあるはずです。ジオイド(平均海面を仮想的に陸地へ延長した面)の基準でもあるので、然るべしです。

まぐろきっぷの昼食

三浦市海外町のスランプ構造

三浦市海外町のスランプ構造

スランプ構造というのは、地層が不規則になっていることだそうです。自転車の上あたりがそうなっていますよね?素人相手にはそう表現してくれればいいのに、「未だ固まっていない堆積物が一時的に海底などの斜面をすべり下った結果生じた特異な堆積構造です」と書かれてもねぇ。

マグロの心臓とその弁

マグロの心臓とその弁

まぐろきっぷには、食事が付いています。割烹宗㐂(むねよし)で、特別なまぐろ料理をいただけるようなので、自転車をこぎ始めるまえからここで昼食を摂ろうと考えていました。

まぐろの胃袋の酢味噌和えから始まり、写真はまぐろの心臓のバター焼きです。茶色が心臓本体、肌色が心臓の弁です。弁の食感がコリコリしていてよかったな。刺身でも食べられるそうです。

まぐろ三食丼、三浦大根のカツ、地魚あら汁

まぐろ三食丼、三浦大根のカツ、地魚あら汁

その後、まぐろ三食丼、三浦カツ(大根フライ)、地魚あら汁と続き、まぐろアイスで締めになりました。美味しくいただきました。

城ヶ島

城ヶ島大橋

城ヶ島大橋

城ヶ島大橋を通って城ヶ島にわたります。橋の長さは575mです。

安房崎灯台

安房崎灯台

島では、先ず、城ヶ島公園の中を散策しました。

公園の中央付近には、2020年3月に完成した安房崎灯台がありました。デザインは公募され、深澤紗綾香さんの三浦大根をモチーフとした作品が選ばれたそうです。

館山の大山

館山の大山

灯台の付近から南東方向を眺めると、海上に館山の大山が見えました。きっと、あちらからもこちらが見えていることでしょう。

馬の背洞門

馬の背洞門

再再度、自転車にまたがり、馬の背洞門に向かいました。途中、階段がありましたが、無理やりに運んでしまいました。でも、「自転車で行くと帰ってこれない」というような警告表示が欲しかったです。

ほら、この写真の左側の柵のところを通ってきました。炎天下の中、電動自転車を担いでこの高さまで持ち上げることは、不可能です。

馬の背洞門の左側の穴

馬の背洞門の左側の穴

馬の背洞門のメジャーな穴の左側に小さな穴が開いています。こちらはマイナーなので、この写真は貴重ですよ。きっと。

来た道を戻ることはできないので、西に向かうしかありませんでした。ドレス姿で結婚写真を撮っている人がいたので、多分、高低差はないと思いましたが、内心は帰れるかどうかドキドキでした。砂浜だったので、自転車のタイヤがめり込み、途方もなく疲れました。

てんぐさ

てんぐさ

なんとか、舗装道路に戻ることができました。歩道にはてんぐさが干されています。売り物になっていましたが、さすがに買う気にはなれませんでした。

城ヶ島漁港

城ヶ島漁港

城ヶ島漁港の様子です。これを撮影した直後に、両足がつってしまいました。自転車を途中で乗り捨てることもできたのですが、必死の思いで三崎口駅まで帰ってきました。あまりにも余裕が無くて、これ以降、写真を撮ることができませんでした。

散歩(サイクリング)データ

コース:京浜急行電鉄久里浜線 三崎口駅 → 油壺験潮場 → 割烹宗㐂 → 城ヶ島 → 京浜急行電鉄久里浜線 三崎口駅
距離:33.8km
時間:5h30m(昼食時間を含む)

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