石神井川を歩く｜石神井川の上流端を発見！｜西武柳沢～上流端

今日は石神井川の上流端にたどり着きました。

涸れている石神井川を遡る

西武柳沢駅の南口に出てみました。
バスのロータリーがあって、北口よりやや栄えている感じです。
バスは関東バスですね。

先週来たとき、青梅街道付近を境に石神井川の水量が変わっていました。もしかしたら、青梅街道の下に、暗渠の川が流れ込んでいるかもしれないと思い、下流側から青梅街道の下をのぞいてみました。しかし、ここでもまだ水が涸れていました。もう少し下流まで戻れば、水量が急に増えるところが分かるかもしれません。でも、今日の目的は、上流端を確かめることなので、こだわりをすてて上流に向かうことにしました。

青梅街道を柳沢歩道橋で渡ります。歩道橋には、動物の絵が４枚描かれていました。なぜか、みんな海の生物っぽいです。

少し雨が降ってきました。折角のマンホール蓋デザインがまだら模様になってしまい、残念です。
実は、西東京市はマンホール蓋デザインの宝庫で、結構沢山撮影できました。別ページにまとめて掲載していますので、よろしければそちらもご覧ください。

水のない石神井川は、草なんか生えちゃっています。

向台（むこうだい）運動場を発見しました。不自然ですね。今、立っている道路より数メートル低いです。明らかに、人工的に低い土地を作っています。
石神井川の水位が上がった時に、周囲を氾濫から守るための調整池（遊水池）だと思います。

馬の背ってなんだ？

さらに進むと畑がところどころに現われてきました。
写真の手前は普通の畑で、奥は植木屋さんが庭木を育てているような感じです。
その木々の向こうに石神井川が流れていて、さらにその向こうが住宅街になっています。

住宅街は一段高くなっているようです。つまり、現在でこそ石神井川の水は涸れていますが、大雨の時などは、この辺りを浸食してきたということですね。

樹木の隙間からは馬の背がかすかに見えます。

その馬の背に登りました。

正面の未舗装道路は歩道で、左には舗装されている多摩湖自転車道が走っています。
石神井川は、この馬の背を南（左）から北（右）に突き抜けて通っています。

馬の背は自然にできた川の上にあるのですから、人工物です。なんでこんな大がかりな土木建築物を作ったのでしょうか？

それは、この下を水道管が通っているからです。狭山湖、多摩湖からの水が、この中を通って境浄水場に運ばれていきます。

逆サイフォンの原理を使えば、左側の自転車道のように一回下ってから登るルートでも水が流せるような気がします。でも、流路全体の標高差が20mくらいしかないので、ロスを少しでも少なくする必要があったのでしょう。

なにはともあれ、こちらが馬の背から見た下流側の石神井川です。

小金井公園を通って石神井川の上流端へ

こちらが上流側の石神井川です。向こうに見える森は小金井公園です。

その小金井公園の入口です。晴れてきて、逆光になってしまいました。

小金井公園の中には道路標識があります。これは、公園内のサイクリングコースを走る自転車とぶつからないためです。
木がたくさんあって、都内じゃないみたい。

ふたつ池の周りの木々が水に反射して、思いのほかきれいな写真が撮れました。

ついに、石神井川の上流端を発見！

上流端らしく、ここから溝が始まっています。

でも、その先は暗渠になって続いているみたい。行きませんでしたが。。。

今日の目的を達成したので、花小金井駅に向かいます。
この坂も石神井川が作ったようです。

再び多摩湖自転車道に出ました。
歩道もあって、散歩が楽しめます。

花小金井駅は、思いのほか大きな駅でした。

散歩データ

コース：西部新宿線 西武柳沢駅 → 石神井川（青梅街道～上流端） → 西部新宿線 花小金井駅
距離：6.7km
時間：1h35m